国際・政治 ワールドウオッチ

イスラエル 女性ニーズ満たす新興企業に注目=吉田暢

政府もフェムテックを後押しする (Bloomberg)
政府もフェムテックを後押しする (Bloomberg)

 イスラエルのスタートアップの資金調達は、新型コロナ禍にあっても非常に活況だ。2019~20年にかけての調達総額は約1・3倍と大幅増、1件当たりの調達額も増加していることから、比較的大型の投資が増えていることがうかがえる。今年に入ってもこの傾向はとどまることがなく、21年第1四半期は2月時点で2・7億ドルと、四半期として過去最高だった20年と同額になっている。

 近年、注目を集めている分野としては、女性特有のニーズを解決するソリューション(解決方法)、いわゆる「フェムテック」が挙げられる。3月8日の「国際女性デー」に合わせて、イスラエル・イノベーション庁が、婦人科系疾患の早期発見・予防などに適したソリューションを開発するスタートアップを特集して広報するなど、政府機関も後押ししている。

残り161文字(全文506文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

5月14日・21日合併号

ストップ!人口半減16 「自立持続可能」は全国65自治体 個性伸ばす「開成町」「忍野村」■荒木涼子/村田晋一郎19 地方の活路 カギは「多極集住」と高品質観光業 「よそ者・若者・ばか者」を生かせ■冨山和彦20 「人口減」のウソを斬る 地方消失の真因は若年女性の流出■天野馨南子25 労働力不足 203 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事