イスラエル 女性ニーズ満たす新興企業に注目=吉田暢
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イスラエルのスタートアップの資金調達は、新型コロナ禍にあっても非常に活況だ。2019~20年にかけての調達総額は約1・3倍と大幅増、1件当たりの調達額も増加していることから、比較的大型の投資が増えていることがうかがえる。今年に入ってもこの傾向はとどまることがなく、21年第1四半期は2月時点で2・7億ドルと、四半期として過去最高だった20年と同額になっている。
近年、注目を集めている分野としては、女性特有のニーズを解決するソリューション(解決方法)、いわゆる「フェムテック」が挙げられる。3月8日の「国際女性デー」に合わせて、イスラエル・イノベーション庁が、婦人科系疾患の早期発見・予防などに適したソリューションを開発するスタートアップを特集して広報するなど、政府機関も後押ししている。
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