週刊エコノミスト Online闘論席

古賀茂明の闘論席

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 菅義偉内閣の支持率が下げ止まってきた。一方、野党第1党の立憲民主党の支持率はむしろ低下傾向にある。野党がだらしないからだろうか、「解散風」が急に吹いてきた。新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)が懸念され、自治体がワクチン接種に追われる時期に総選挙などできるわけがないが、くだらない観測気球を批判もせずに報じる政治部記者たち。政治家も記者も、国民のことなど考えていないのだ。

 一方、「菅降ろし」という話もくすぶっている。国民とのコミュニケーション能力が欠如し、選挙の顔には不向きなのは確かだ。菅政権で日本が世界の中でどんどん取り残されることもよくわかる。だが、「ポスト菅不在」という記事が出るように、岸田文雄氏も石破茂氏も失速。代わりがいない。野党政権も夢のまた夢という状況だ。

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