民間だからできる平和経済外交=木村昌人/7
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20世紀に入って「国際社会の一員としての日本」という認識が求められていた。渋沢栄一は1902(明治35)年に東京商業会議所(現東京商工会議所)の会頭として、初の訪米と欧州を再訪。日本の経済や商業道徳への評価が欧米で低いことを思い知らされた。国際社会で日本はどのように評価され、その平和と安定のためにどのような行動をとればよいのか考えるようになった。欧州に比べて急速に力をつける米国のダイナミックな動きに感銘を受け、米国が日本の命運を左右するのではないかと見通した。
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週刊エコノミスト
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