原発廃炉 24基の後始末 原発の「大量廃炉時代」に突入 地元を直撃する雇用減と税収減=尾松亮
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日本では24基の商用原発廃炉が決定している(図1)。廃炉決定原子炉数で、日本は米、独、英に次ぐ世界4位である。廃炉対象設備容量では第3位だ。既に日本は「大量廃炉時代」に突入したと言える。
「再稼働の是非」には注目が集まるが、「廃炉決定原発をどうするのか」の議論は手つかずのままだ。廃炉が進むと地域はどのような社会的、経済的な問題に直面するのか。先手を打ってどんな対策を準備できるのか。商用原発廃炉で20年以上の歴史を持つ米国など、廃炉先行国の経験から学ぶ必要がある。
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