週刊エコノミスト Online不動産コンサル長嶋修の一棟両断

大水害が懸念される「江東5区」/93

 東京23区の中でも、とりわけ大きな水害が想定されるのがいわゆる「江東5区」(墨田、葛飾、江戸川、江東、足立)だ。東京都の試算によれば、墨田区は99%、葛飾区は98%、江戸川区は91%、江東区は68%、足立区も50%以上が浸水するとしている。

 東京の東部地域は、明治から高度経済成長期にかけて、近代化に伴う地下水のくみ上げや天然ガスの採取などによって地盤沈下が進行した。最大で4・5メートルも沈下した地域がある。

 圧倒的な住宅不足の中で、地盤沈下を考慮しない市街化、過密化が進んだ。その結果、海抜ゼロメートル以下の広域な市街地(「広域ゼロメートル市街地」)が形成されてきた。

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