AIは本当に心躍る芸術作品を創造できるか=孫崎享
有料記事
×月×日
私は今、将棋中継をよく見る。コンピューターが形勢判断を行い、次の手の評価をする。もはや、「AI(人工知能)が棋士の上」は常識だ。「AIが人の上」という未来はどんな社会か。それを英国の代表的数学者マーカス・デュ・ソートイが『レンブラントの身震い』(新潮クレスト・ブックス、2750円)で検証する。
「人間の活動領域のなかにひとつだけ、決して機械には立ち入れないと信じられている部分があって、そこには創造性が絡んでくる」として、創造性とは何か、AIがどうしたら創造性を持てるかを論考する。
残り1071文字(全文1317文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める