「収穫逓減の法則」が示す株価の転換=市岡繁男
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収穫逓減の法則=所与の状況のもとで、ある生産要素を増加させると生産量は全体として増加するが、その増加分は次第に小さくなるという法則(ブリタニカ国際大百科事典)。
各国中央銀行は昨年3月以降、コロナ禍がもたらす悪影響を緩和すべく、量的緩和策を拡大してきた(図1)。その尺度として日米欧3中銀の総資産額(各国通貨建て)をみると、日銀は前年比19%、FRB(米連邦準備制度理事会)は37%、ECB(欧州中央銀行)は44%も増加した。こうしたカネ余り政策…
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週刊エコノミスト
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