第22回 自動車販売コロナ前への回復遠のく=ゼノデータ・ラボ
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政府機関など経済統計は、調査・アンケートを基に集計するが、統計に関連する報道を集め、当社の人工知能(AI)を駆使して解析すると、統計発表の数カ月前でも一定の精度で結果を予測できることが明らかになった。精度は統計ごとに幅もあるが、関連ニュースが多いほど予測値と結果が近似する傾向がある。
今回は、指標予測システム「ゼノインデックス」を使って、自動車販売の重要統計を先読みした。対象は日本自動車工業会が毎月月初に発表する「国内自動車販売台数」の2021年4月以降分だ。
自動車は、日本経済全体に影響を及ぼす。年度末である3月の販売は50万台の大台を超えたが、ゼノインデックスは、4月は24万4580台と大きく減少、5月以降も26万~27万台が続くと予測した。
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週刊エコノミスト
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