インド グルガオンの水問題=中島敬二
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首都ニューデリー近郊のグルガオンで4月中旬、グルガオン開発公社(GMDA)の水道水を飲んだアパート住民150人が腹痛や嘔吐(おうと)を起こし、病気になったと報道された。住民らは、ここ数日水道水に刺激臭と不快な味がすると訴えていたが、GMDAは「水処理プラントで定期的に水質検査を実施しており、他からの苦情はない」と取り合わなかった。
同市はスズキ自動車が1983年に最初の工場を建設した場所で、デリー空港から車で約30分と立地が良い。そのため現在の人口は2011年比で3倍増の300万人に上り、日本人も3000人以上が暮らす。
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週刊エコノミスト
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