11月のNY市長選 先行するヤン候補がイスラエル支持表明で失速=冷泉彰彦
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ニューヨーク イスラエル支持でヤン候補「炎上」=冷泉彰彦
11月のニューヨーク(NY)市長選挙を前に、民主・共和両党の予備選が6月下旬と迫ってきた。民主党では台湾系のIT実業家で大統領候補としての知名度のあるアンドリュー・ヤン候補が先行していたが、現在は、警察出身でアフリカ系のエリック・アダムス候補、貧困対策行政のプロであるキャサリン・ガルシア候補を加えた3人がほぼヨコ一線となっている。
ヤン氏は大統領選を通じて、BI(ベーシックインカム)政策の実施を主張。市長選においてもコロナ禍で発生した困窮層を中心とした直接給付を提案して注目を集めていたが、総額が約2兆ドルというコロナ対策補正予算が成立し、失業給付金の上乗せが実施されたため、BI政策の緊急性が薄まってしまった。
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