国際・政治ワールドウオッチ

世界が垂涎、ワルシャワのデジタル人材=清水幹彦

ワルシャワはデジタル化の拠点としても重要な都市となった 筆者撮影
ワルシャワはデジタル化の拠点としても重要な都市となった 筆者撮影

ポーランド 欧州有数のデジタル人材輩出国へ=清水幹彦

 ポーランドは近年、デジタル技術分野で活躍する“デジタル人材”の輩出元として、欧州のなかでも重要な存在となっている。

 国内のデジタル化を推進する「デジタル・ポーランド財団」の2021年の調査によれば、欧州連合(EU)に加盟する27カ国のなかで、ポーランドは7番目に多くのAI(人工知能)スペシャリストを擁しており、中東欧諸国の中では最も多い。

 ポーランドのデジタル人材には、世界も注目する。たとえば、米グーグルは2015年11月、デジタル技術のスタートアップ企業などを支援する施設「キャンパス」をワルシャワに設置している。キャンパスは、ロンドンやサンパウロ、東京など、わずか7都市にしか存在しない重要な拠点だ。ある日本企業は20年、ワルシャワに駐在員事務所を開設。事務所長は、「ポーランドにはデータサイエンスに強い理系人材が多く、優れたデータ…

残り143文字(全文540文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事