世界が垂涎、ワルシャワのデジタル人材=清水幹彦
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ポーランド 欧州有数のデジタル人材輩出国へ=清水幹彦
ポーランドは近年、デジタル技術分野で活躍する“デジタル人材”の輩出元として、欧州のなかでも重要な存在となっている。
国内のデジタル化を推進する「デジタル・ポーランド財団」の2021年の調査によれば、欧州連合(EU)に加盟する27カ国のなかで、ポーランドは7番目に多くのAI(人工知能)スペシャリストを擁しており、中東欧諸国の中では最も多い。
ポーランドのデジタル人材には、世界も注目する。たとえば、米グーグルは2015年11月、デジタル技術のスタートアップ企業などを支援する施設「キャンパス」をワルシャワに設置している。キャンパスは、ロンドンやサンパウロ、東京など、わずか7都市にしか存在しない重要な拠点だ。ある日本企業は20年、ワルシャワに駐在員事務所を開設。事務所長は、「ポーランドにはデータサイエンスに強い理系人材が多く、優れたデータ…
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週刊エコノミスト
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