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英鉄道の民営がコロナで終止符、再国営化へ=酒井元実

「東海岸線」を走る日立製の高速車両 筆者撮影
「東海岸線」を走る日立製の高速車両 筆者撮影

英国 コロナが促した鉄道「再国営化」=酒井元実

 1990年代半ばに民営化に踏み切った英国の鉄道事業だが、経営手法に限界があるとみなした政府は、2023年をめどに再国営化に踏み切るとの改革案を公表した。新たに生まれる「グレート・ブリティッシュ・レールウエー」は、インフラや車両管理のほか、運賃や財務管理、ダイヤの調整など鉄道事業全般に携わる。

 民営化後の鉄道運営では、列車運行とインフラ管理を別会社が担う「上下分離方式」を採用。運行については、民間企業体が政府から運営権を得てきたが、近年では入札の制度が複雑すぎて参入障壁が高いことが問題視されていた。

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