資源・エネルギー独眼経眼

回復途上の日本経済に冷や水を浴びせる「原油100ドル超え」の現実味=斎藤太郎

「原油100ドル超え」の日本経済下押しリスク=斎藤太郎

 世界経済の回復を背景に、資源価格が高騰している。

 原油価格(WTI)は新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な需要の急減を受け、2020年4月には1バレル=10ドル台(月中平均)まで下落したが、足元では70ドル台まで上昇している。

 また、銅やアルミニウムといった非鉄金属、トウモロコシや小麦といった穀物などの国際商品市況も軒並み大きく上昇している。

 日本は資源のほとんどを輸入しているため、資源価格の高騰は輸入物価の上昇につながる。世界経済の好調を反映して輸出物価も上昇しているが、輸入物価の伸びを下回っているため、交易条件指数(輸出物価指数/輸入物価指数)はここにきて急低下している。

残り1019文字(全文1340文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号(8月16日発売)

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事