資源・エネルギー独眼経眼

回復途上の日本経済に冷や水を浴びせる「原油100ドル超え」の現実味=斎藤太郎

    「原油100ドル超え」の日本経済下押しリスク=斎藤太郎

     世界経済の回復を背景に、資源価格が高騰している。

     原油価格(WTI)は新型コロナウイルス感染拡大に伴う世界的な需要の急減を受け、2020年4月には1バレル=10ドル台(月中平均)まで下落したが、足元では70ドル台まで上昇している。

     また、銅やアルミニウムといった非鉄金属、トウモロコシや小麦といった穀物などの国際商品市況も軒並み大きく上昇している。

     日本は資源のほとんどを輸入しているため、資源価格の高騰は輸入物価の上昇につながる。世界経済の好調を反映して輸出物価も上昇しているが、輸入物価の伸びを下回っているため、交易条件指数(輸出物価指数/輸入物価指数)はここにきて急低下している。

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