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GoToも効果なし 日本の脆弱サービス業が好調な製造業をむしばむ=藤代宏一

サービス業の弱さが堅調な製造業をむしばむ=藤代宏一

 6月の各国PMI(購買担当者景気指数)が出そろった。世界の製造業の動向を包括的に示すグローバル製造業PMIに目を向けると、6月は55・5と異例の高水準となっている。

 地域別では米国が高水準で横ばい(62・1→62・1)、ユーロ圏は水準を切り上げた(63・1→63・4)。アジアでは日本が52・4へ0・6ポイント低下した半面、韓国は上昇(53・7→53・9)、台湾は低下した(62・0→57・6)。

 先進国全体では59・5と新型コロナウイルスのパンデミック発生後の最高付近を維持。世界的にIT関連財の需要が高まるなか、自動車販売は米国が好調持続、欧州も持ち直しに転じたことで、改善傾向を維持した。他方、新興国は51・3へと0・9ポイント低下した。中国の減速(52・0→51・3)に加え、コロナの感染拡大が続く国々の低調が影響している。

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