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ワクチン接種で重篤な副反応 「医は仁術」は遠い過去の理念に=小林よしのり

撮影 小出洋平
撮影 小出洋平

小林よしのりの闘論席

 厚生労働省の7月7日の公表によると、新型コロナワクチン接種後に死亡したと報告された事例は556件となった。医療機関が厚労省に報告していない例も多いから、これは氷山の一角だろう。

 ワクチン接種者数(7月上旬時点)は3600万人程度、総人口比28・6%で、国はもっと推進しようとしているのだから、接種後死亡者が今後1000人を超えていくのは確実だ。ちなみにインフルエンザワクチンの場合は、近年最も死者が多かったのが2017~18年シーズンで、5250万人に接種して死亡者は3人である。

 新型コロナワクチンの副反応は発熱、頭痛、倦怠(けんたい)感を伴う強いものであり、重篤者も多い。このワクチンは従来の「生ワクチン」や「不活化ワクチン」などとは明らかにシステムの異なる「mRNA遺伝子ワクチン」というもので、ウイルスの持つスパイクたんぱく質をヒトの筋肉内で人工的に産生させ、これに免疫系を反応させようというものだ。そして一説では、そのスパイクたんぱく質は直ちに血中に入り、血栓を作りなが…

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