AIによる「日銀短観」予測…次回発表値で回復基調が頭打ちか=ゼノデータ・ラボ
有料記事
第35回 短観「大企業・製造業DI」に陰り=ゼノデータ・ラボ
経済指標は、政府機関などが調査やアンケートを基に集計するのが一般的であるが、関連報道を集め、当社の人工知能(AI)技術を駆使して解析すると、数カ月先の予測値についても一定の精度で算出することができる。
今回は指標予測システム「ゼノインデックス」を使って、日銀短観や自動車販売台数、小売りなど各業界の経済指標の3カ月先までの動向を予測した(表の拡大はこちら)。
注目は日銀短観(大企業・製造業の業況判断DI・先行き)である(図)。日銀短観は日本銀行が四半期ごとに公表しており、企業状況を表す信頼度の高い指標として知られる。昨年6月にマイナス27ポイントという非常に低い水準で底を打った後、発表ごとに10ポイントほどの回復をこの1年間続けてきた。
残り423文字(全文775文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める