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タイ 若者らの反体制デモ過激化、コロナ対策に怒り噴出=高木香奈

パリ警察本部前でペンキ入りの袋を投げつけるデモ隊 筆者撮影
パリ警察本部前でペンキ入りの袋を投げつけるデモ隊 筆者撮影

タイ 若者らの反体制デモ過激化=高木香奈

 首都バンコクで反体制デモが再び活発化している。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、プラユット政権の退陣などを求める若者たちが連日のように警察と衝突し、緊張が高まっている。

 昨年8月は数万人規模のデモが連日行われ、長くタブーとされてきた王室改革を求める声が高まったが、今年に入りコロナの感染拡大で沈静化していた。

 感染対策のため政府は7月半ばからバンコクなどで都市封鎖を実施。一方で政府の対応に不満を持つ人々がバイクや車で集まり、デモを再開した。昨年、王室改革を訴えた大学生や弁護士は不敬罪などで相次いで拘束されている。最近のデモは数百~1000人規模で、主催団体が解散を宣言した後も一部が別の場所に移動し連日、警察と衝突。警察もためらいなく放水や催涙ガス、ゴム弾を使いデモ隊の強制排除を図っている。

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