水不足深刻、未来型実験都市で造水プロジェクト始まる=辛川知優
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アラブ首長国連邦 水不足で造水計画本格化=辛川知優
灼熱(しゃくねつ)の太陽が照り付ける中東・北アフリカ(MENA)地域は、「世界で最も水が不足する地域」(世界銀行)だ。昨今、気候変動や人口増加などに伴って問題は更に深刻化している。イランでは水の供給不足に対する市民の抗議デモが起きたほか、エジプト・エチオピア間ではナイル川のダム貯水を巡って両国の緊張が高まるなど、地域情勢の混乱も招いている。
アラブ首長国連邦(UAE)も例外ではない。夏の最高気温が50度近い同国では、飲料水や農業用水を海水淡水化や輸入などで何とか賄っているものの、深刻化する水不足にいかに対応するかが喫緊の課題となっている。
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週刊エコノミスト
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