教養・歴史書評

「中年」という可能性に満ちた時間を大切にしたくなる1冊

    「中年」という可能性に満ちた時間を大切にしたくなる1冊×月×日

     6月の誕生日に歳を聞かれ、数人へ「38」と答えてしまったが、本当は37歳だ。新年に年齢を自覚するせいか、カウントが前のめりなのは子供時代からである。

     さて40代も間近。もうおばさんだと自分で思っても、周囲が妙に気を使う過渡期らしい。あと数年は仕方ないかなと思っている時に出会った『我は、おばさん』(岡田育著、集英社、1760円)。元編集者の著者による、多岐にわたるおばさん論。

     引用資料として60を超える歌、映画、漫画、TV番組、ニュース記事等が収められているが、名前の出てくる作品はさらに膨大。きっと誰でも記憶に強く残っているおばさん像があると思うが、それを著者の手でひもとかれることにより、自らの「おばさん論」に昇華されると思う。

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