自動車販売台数は低調が続く見込み、12月には昨年比で41%減か=ゼノデータ・ラボ
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第38回 自動車販売台数は12月に41%減=ゼノデータ・ラボ
指標予測システム「ゼノインデックス」を使って自動車販売台数、機械工業、小売りなど各業界の経済指標の3カ月先までの動向を予測した(表の拡大はこちら)。
注目は、日本自動車工業会が毎月月初に発表する国内自動車販売台数(軽自動車を含む乗用車)で、直近8月の実績は前年比3%減の26万3599台だった。以降は、9月にいったん増加した後は、10月から12月まで減少するとみられる(図)。9月は中間決算時期の影響で増加するが、12月には前年比41%減となる18万台の販売を予測している。
半導体不足に端を発した自動車生産販売の減少は、日本国内やマレーシアにおける新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、サプライチェーンのリスクが上昇し、減産圧力が強まっている。トヨタ自動車も生産計画の下方修正を発表するなど、その圧力はとどまる気配を見せない。これは新型コロナが大きく影響した2020年5月の17万台に匹敵する低水準であり、さらに22年1月以降も減少傾向は継続する可能性がある。今後、経済の…
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週刊エコノミスト
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