週刊エコノミスト Online 不動産コンサル長嶋修の一棟両断
オフィススタイル来年決定?=長嶋修
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来年からオフィススタイル決定?/116
新型コロナウイルス禍を受けたオフィス市場が、これからどうなるか不透明だ。IT系など完全にリモートワーク(在宅勤務)がしやすい業種はいち早く、オフィスを大幅に縮小した。なかには完全になくしてしまう動きも見られたものの、全体としては限定的だった。
一方、リモートワークが進展するにつれ、出社人数が従前の5〜7割程度でよいと気が付いた企業は多い。たとえ出社人数がかつての半分であったとしても、「密」を避けるため、2メートル以上離れて着席するといった対策を取っている企業も多く、意外とオフィスの必要床面積は減らない可能性もある。いずれにしても、即座に移転などの行動に出ている企業は限定的だ。コロナ禍の新しい運用を模索しながら当面は様子見をしていた企業が、そろそろ業務の効率・生産性などを勘案しながら、自分たちのスタイルを決定していくものと思われ、来年あたりから一定の動きがあるかもしれない。
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