国際・政治ワールドウオッチ

ロシア政府が新型コロナ対策で鉄道や航空機の利用制限検討=梅津哲也

航空機の利用制限が検討されている(モスクワのドモジェドボ国際空港) Bloomberg
航空機の利用制限が検討されている(モスクワのドモジェドボ国際空港) Bloomberg

ロシア 鉄道、飛行機の利用制限検討=梅津哲也

 ロシア政府は、新型コロナウイルスの接種完了者に発行される電子ワクチン接種証明書(QRコード)を所有しない人に対し、鉄道や航空機の利用制限を検討している。導入時期や対象者は未定だが、現在QRコード取得のためにはロシア製ワクチンの接種が要件となっているため、ロシア製ワクチンを接種していない外国人などにも影響が出てしまう恐れがある。

 外国企業の社員などはファイザーやモデルナといった欧米製のワクチンを接種している人が多いため、現在のシステムではQRコードを発行できない。そのため、クリスマス休暇を前に、ロシアに拠点のある外国企業の社員らからは航空機の利用などについて不安の声が上がっている。在モスクワ外国企業団体は欧米製のワクチンについても認証するように求めている。

残り172文字(全文526文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事