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PR設計6ステップを学ぼう①=笹木郁乃

PR設計6ステップを学ぶ/1=笹木郁乃/5 

 PRをマスターしようとする人は、「自社の魅力を言語化」することが大事だ。

 実は私自身が、寝具メーカー、エアウィーヴの広報時代の初期、そんな状態に陥った。苦労してやっととれたメディアとの面談で、自社についてプレゼンすればするほど、つまらなそうな顔をされ、「そろそろ終わりでいいですか?」と言われる始末。

 悩んだ末、社長に取材に同席してもらいプレゼンをお願いし、その様子を見る機会を増やした。何度も横で聞いているうちに自分との大きな違いに気づいた。

 私は「商品のすごさ(主に特徴・スペック)」を中心に伝えていたのに対して、社長は「商品のストーリー(なぜ、その事業を始めたのか。今はどんな売れ行き・状況か。顧客の声は。今後はどうしていきたいか)」を立体的に伝えていた。過去・現在・未来という全体像を伝えることで、相手の心を動かす社長のプレゼンを横で学びながら、私自身も伝え方を工夫していくようになった。

 すると、取材していた記者から最後には「記事で取り上げたい。個人的にも購入します」と言われるようになった。

一言説明文に

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 そこで、理解した。PRする上で、最も大切なことは、伝える中身を構築することだ。これを私は「PR設計」と呼んでいる。PR設計をマスターしてほしいと考えて編み出したのが、「PR設計6ステップ」だ。今回は、6ステップのうちの二つを解説する。

 ステップ1は、「どのようなサービス(商品)か」を表す「一言説明文」の設定だ。事前情報が何もない人にも補足説明なしで、聞いて一言で伝わる「あなたの商品・サービスとは何か」を言語化する。ポイント…

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週刊エコノミスト

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