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2022年インフレはどうなる 判断を誤らないために絶対見逃せない「二つの指標」=藤代宏一

インフレ兆候は「納期」と「賃金」で知る

 世界中が、米国のインフレ動向に注目している。

 2021年初の段階ではデフレを予想する声も相応にあり、インフレが起きたとしても「一時的」との見方が多かった。しかし、消費者物価は大方の予想に反して11月に39年ぶりの高い伸びを記録した。22年は、一体どうなるのか。

 インフレの収束時期を探るうえで、筆者は二つの指標を注視している。

 一つ目は、サプライチェーン問題収束の兆しをいち早く察知するための探知機となる米製造業PMIの「サプライヤー納期」である。取引先の納期がどれだけ延びたかを測るこの指数は、企業が直面するサプライチェーン問題の深刻度合いそのものでもある。

 夏場はアジアからの物流の停滞などにより、統計開始以来の高水準で推移。その後は低下基調をたどり、12月には76・8まで水準を切り下げた。これは世界的な自動車生産の底打ちと整合的で、供給制約の緩和を示唆しており、そうした下で販売価格(PMIの調査項目、企業に自社製品の販売価格の上下を問う)も低下をたどっている。

 ここから判断すると、既にサプライチェーン問題に起因する物価上昇圧力は峠を越えた可能性がある。今後は半導体不足が解消に向かう中で更なる改善が期待され、サプライチェーン問題は22年半ばには収束に向かうのではないか。

転職は超売り手市場

 もう一つは賃金関連だ。筆者が特に注目するのは転職者の賃金動…

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週刊エコノミスト

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