週刊エコノミスト Online闘論席

小林よしのりの闘論席

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

 インフルエンザは上気道(鼻から喉)のシアル酸に結合して感染するから飛沫(ひまつ)感染だ。新型コロナは口内の擦過傷や歯茎から血中に入り、腸のACE2受容体に結合して感染するから糞(ふん)口(経口)感染で、マスクは意味がない。

 オミクロンは変異が大きすぎて、上気道のアミノペプチダーゼNに結合するから、もはや普通の風邪だ。このようなウイルスの機序をいわゆる専門家やマスコミは知らないし、知ろうという努力もしない。

 インフルエンザでは脳症によって、約100人の子どもが死亡した年もあった。だが、子どもはACE2受容体が少ないからコロナには感染しづらい。ただしオミクロンは風邪だから軽く感染する。結局子どもにとって一番恐いのはインフルエンザで、一番安全なのは新型コロナということになる。

残り452文字(全文792文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事