新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

教養・歴史 書評

「聴けば十分」は本当? 音楽を語る愉しさ再認識する2冊=ブレイディみかこ

「聴けば十分」は本当? 音楽を語る楽しき2冊=ブレイディみかこ

×月×日

『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学 愉しい音楽の語り方』(長﨑励朗著、創元社、1870円)を読んでいたら、こんな文章が出てきた。「いわば音楽は聞けば十分で、それについて誰かと熱く語り合う必要などないという思い込み、というより空気のようなものが現代のリスナーたちには共有されているようなのだ」。

 こうした音楽にまつわるさまざまな「思い込み」や「空気」の起源と成り立ちを探るのがこの本のテーマだ。

残り1151文字(全文1382文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事