インド 半導体工場誘致などに1兆円超え投資へ、海外企業も熱視線=坂部哲生
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インド 半導体産業育成に1兆円=坂部哲生
インドが官民挙げて半導体産業の育成に本腰を入れ始めた。インド政府は2021年12月、悲願の半導体工場の誘致などに計7600億ルピー(約1兆1330億円)を投じる大型支援策を打ち出した。
EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の台湾・鴻海精密工業は2月14日、インド国内外で事業を展開する英系金属・天然資源大手ベダンタ・グループと合弁企業を設立し、インドで半導体を製造すると発表した。
ベダンタのインド人関係者に話を聞いたところ、工場用地の取得に向けて、西部のグジャラート州やマハラシュトラ州など複数の州と交渉を進めているという。新工場では回路線幅が28ナノメートル(ナノは10億分の1)か、それよりも古い技術を使って自動車用や産業用の半導体を製造する計画のようだ。
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週刊エコノミスト
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