旧宮家の子孫を皇室にすべきとの主張は「いるいる詐欺」にすぎない=小林よしのり
有料記事
小林よしのりの闘論席
皇族の数が減少し続け、皇室は将来消滅するかもしれない危機にある。原因は、女性皇族は結婚したら一般国民になるしかない現在の制度の不備にあり、解決策は「女性宮家」を創設し、女性・女系天皇の道を開くことしかない。
ところが今なお皇統は「男系男子継承」が伝統だと言い張り、女性皇族が結婚したら一般国民になる制度はそのままにして、1947年に皇籍を離脱した旧宮家の子孫である一般国民の男性を皇族にすべきと主張する者たちがいる。
この議論が不毛なことは、旧宮家の子孫に「皇族になってもいい」という男性が本当に存在するのかという一点だけでも調査すれば明白になる。
残り483文字(全文768文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める