教養・歴史書評

全718ページ。ソ連時代を描くウリツカヤの長編大河小説=孫崎 享

いじめられた3人の絆 ソ連時代を描く大河小説

×月×日

 正直言って、私はリュドミラ・ウリツカヤ著『緑の天幕』(前田和泉訳、新潮社、4180円)が日本で広く読まれるかについては懐疑的である。総ページは718ページにものぼる。暗い。ソ連の「サミズダート(自家出版・地下出版)」をめぐる人生劇であり、ソ連史を理解しなければ分かりづらい。

 だが私にとっては自分の歴史の核のような気がする。

残り1113文字(全文1302文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号(8月16日発売)

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事