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週刊エコノミスト Online 闘論席

ウクライナの戦士は国際法を守る英雄だ=小林よしのり

撮影 中村琢磨
撮影 中村琢磨

小林よしのりの闘論席

 ロシアが現在ウクライナでやっていることは、国際法を完全に無視した蛮行である。

 これを許したら世界は弱肉強食の論理のみが支配することになり、17世紀の英哲学者ホッブスの言う「万人の万人に対する闘争」(リバイアサン)の時代に逆戻りである。

 国際法秩序が崩壊したら、「核」も盾矛両面そろった軍隊も持たない日本は国として生き残れない。

 ウクライナ情勢は日本にとって、決してひとごとではない。ウクライナにとっても日本にとっても、ロシアは常に脅威の隣国である。違いはウクライナがロシアと平坦(へいたん)な地続きなのに対して、日本は幸運にも海で隔てられているということだけである。そして日本は今も千島列島をロシアに不法占拠されているという事実を、決して忘れてはならない。

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