資源・エネルギー深層真相

危ういサハリン事業 政府は欧米に必死の説明

サハリン2のLNG積み出し施設 Bloomberg
サハリン2のLNG積み出し施設 Bloomberg

 岸田文雄首相はロシア・サハリンの石油・天然ガス生産事業「サハリン1・2」から撤退しない考えだが、予断を許さない。エクソンモービル、シェルという実際に採掘事業を担う企業が、撤退を決めているので、置き去りにされた日本勢が強がってみたところで、先行きは不透明だ。

 原油が中心のサハリン1は、オペレーター(採掘作業の運営)がエクソンで、日本勢は政府系企業が主力。天然ガス中心のサハリン2…

残り285文字(全文475文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事