経済・企業AI図解 日本の未来

第65回 機械受注(産業機械受注額)/鉱工業生産指数(石炭製品)=ゼノデータ・ラボ

機械受注(産業機械受注額) 3月以降、緩やかに成長

 AI「ゼノインデックス」が予測する産業機械受注額(内閣府が毎月20日前後にその前々月分を発表)は、3月以降、昨年同時期と比較してプラス2~7%とわずかではあるが、成長を続けていく。2022年2月の実績は8447億円で、前月比19%増となった。

 AIの予測では、オミクロン変異株の流行、半導体不足、ウクライナ危機による原材料価格の高騰や欧州への物流混乱、日本のロシアへの経済制裁の影響など、懸念材料も多い。

 だが、プラス要因となる電気自動車や半導体関連工場、中東での天然ガス関連などでの設備投資が、それらに打ち勝つほど旺盛であることが成長へとつながった。特にウクライナ危機については、状況が変わりやすい要因であるため、好転すれば更なる成長につながるだろう。

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