《AIで統計先読み》完全失業率/自動車販売台数=ゼノデータ・ラボ/66
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完全失業率 6月に2.8%へ悪化
AI「ゼノインデックス」が予測する完全失業率(総務省が毎月末にその前月分を発表)は、前月の予測を下方修正し、6月まで悪化を続けて2.8%となる。
2022年3月実績は2.6%で2カ月連続の改善、また21年度の平均失業率は2.8%で、20年度から0.1ポイント改善した。しかし、雇用統計は経済状況から遅れて推移する指標のため、1~3月の「まん延防止等重点措置」の経済状況はこれから反映される。これが4月以降の悪化の要因だ。
4月は感染者数がピーク時から半減したものの依然として多く、3年ぶりの行動制限がない5月の大型連休での感染拡大も懸念点だ。一方、政府は6月まで雇用調整助成金の特例措置を実施しており、失業率の悪化を抑える要因となるだろう。
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週刊エコノミスト
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