シリコンバレーのベンチャーブームに変化、テーマは新型コロナから「若返り」へ=二村晶子
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シリコンバレー 生命科学の潮流は“若返り”=二村晶子
新型コロナウイルスのワクチンなどの開発一辺倒だったシリコンバレーの潮流が急速に変わり、ライフサイエンス(生命科学)分野の一つである「アンチエイジング(若返り)」にブームが起こり始めている。その中でも勢いがあるのが、サンフランシスコに拠点を置くレトロ・バイオサイエンシズ社だ。
同社は、加齢性疾患の原因とみられる老化を引き起こす細胞の研究から、疾患を抑える治療薬を作ることを目指している。今年4月には1億8000万ドル(約231億円)の資金調達も行った。最高経営責任者(CEO)のジョー・ベッツ=ラクロワ氏は、科学者でありながら起業家としても知られており、2000年にOQOという会社を立ち上げ、現在のタブレットに近い世界最小サイズのコンピューターを開発した実績などを持つ。
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