NY市長のハネムーンは4カ月で終了? 重大犯罪増加で=橋本孝
有料記事
ニューヨーク 早くも新市長の支持率低下=橋本孝
ニューヨーク市のアダムズ市長の評価が、就任4カ月で早くも低下し始めている。米クイニピアック大学の今年5月の世論調査によると、市民の関心事は犯罪・治安が49%で、次点以降の、廉価な住宅(15%)やホームレス問題(12%)を引き離した。元警察官の市長には治安回復への期待が大きかったが、今年4月の重大犯罪の件数は前年同月に比べ3割も増加した。
ただ、人口当たりの重大犯罪の発生率は全米の大都市に比べれば低く、ニューヨークは相対的には安全な都市といえる。それでも市長の仕事ぶりに対する5月の市民の評価は支持43%、不支持37%で、2月の調査結果(支持46%、不支持27%)から悪化。特に犯罪対策は支持37%、不支持54%と不満が高まっている。
残り200文字(全文542文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める