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ウクライナ侵攻で燃料高騰、スウェーデン政府が補助連発=綿貫朋子

スウェーデン エネルギー税を一時減税へ=綿貫朋子

 5月中旬、ストックホルム近郊のガソリンスタンドで給油をして衝撃を受けた。ガソリン価格が1リットル=21・93クローナ (約285円)まで高騰していたからだ。手元に残るレシートを見ると、2020年11月は13・38クローナ (約174円)、21年9月は16・14クローナ (約210円)だった。市民の負担が膨らんでいることを実感した。

 ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で燃料費が高騰しているスウェーデンでは今年4月27日、エネルギー税を一時的に減税する政府追加補正予算案が国会で可決された。これに伴い、5~9月はガソリンとディーゼル用重油の購入価格が1リットル当たり1・31クローナ (約17円)軽減される。以前に決定した減税分と合わせ1リットル当たり約1・8クローナ (約24円)の消費者負担減となる。

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