国際・政治ワールドウオッチ

得票率を減らしながら政権復帰の豪・労働党が直面する難題=守屋太郎

豪州 労働党が政権奪回=守屋太郎

 5月21日に行われた豪連邦選挙で、保守連合から政権を奪回した労働党のアルバニージー党首が5月23日、新首相に就任。その足で空軍機に飛び乗って夜には東京に着き、翌24日に日米豪印の「クアッド」首脳会議に出席した。異例の速さで外交デビューを果たしたが、前途は多難だ。

 そもそも労働党が強い人気を集めたわけではない。豪州の選挙は、政党や候補者すべてに優先順位を付け、得票を振り分ける制度となっている。今回…

残り324文字(全文540文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事