国際・政治深層真相

「継戦能力」論議で見えてきた自衛隊の力不足とは

防衛費増額なら大もうけ? 自衛隊OBの「天下り先」

 岸田文雄首相が5月の日米首脳会談で、防衛費の「相当な増額」を表明した。加えて、安倍晋三元首相ら「増額」の旗振り役が言い始めたのが自衛隊の「継戦能力(有事の際に戦いを継続する力)の強化」である。弾薬の備蓄量など実態は極秘扱い。安倍氏は5月20日のネット番組で「機関銃の弾からミサイル防衛の『SM3』(迎撃ミサイル)に至るまで十分とはいえない。継戦能力がない」と発言。河野克俊元統幕長もテレビ番組で…

残り336文字(全文559文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事