日量10万~20万トンの造水施設2基にゴーサイン=井上雄介
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台湾 海水淡水化プラントの建設続々=井上雄介
水不足に悩む台湾で、経済省水利署が新竹と台南に計画中の海水淡水化プラント2カ所は4月、行政院(内閣)環境保護署の環境影響評価の1次審査を通過した。このほか台湾塑膠工業(台湾プラスチック)も雲林県で自家用プラントを建設中で、3カ所とも造水能力が日量10万~20万トンの大規模施設となる。
台湾では2021年、深刻な水不足が発生。半導体製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)など台湾経済の中核企業が給水車などを使う緊急対策に追われた。プラントが完成すれば、水不足は解消できる。現在、台湾の海水淡水化プラントは24カ所あるが、新竹と台南のほか、桃園、嘉義、高雄などで政府主導の建設が計画中だ。
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週刊エコノミスト
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