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ゼロコロナの中国から海外マネーが大量流出=市岡繁男

世界景気の鍵握る中国に暗雲  

 国連によると、中国の実質GDP(国内総生産)は2020年で世界の18%を占める。それ以上に注目すべきは、その構成項目である総固定資本形成(設備投資)の大きさで、米国を抜いて世界最大の割合(30%)だ(米国は20%)。その過程で設備投資に不可欠な原材料の需要が増大し、非鉄などのシェアで中国は世界の過半数を超えるに至った(図1)。今や世界景気浮沈の鍵は米国よりも中国が握っているのだ。

 そんな中国経済がひどく落ち込んでいる。4月の住宅販売は前年比47%減少、小売り売り上げは11%減少、鉱工業生産は2.9%減少した。新型コロナで上海などの大都市で移動の制限をしたことが主因だ。これに対し当局はローン返済の繰り延べなどの景気刺激策を発表した。

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