「トリアージ」ソフトのFDA認可で切磋琢磨=二村晶子
有料記事
カリフォルニア 優先治療のAI開発が激化=二村晶子
複数の患者が発生する大事故などの際、優先治療する患者を選別し、結果として生存者を増やす「トリアージ」という行為を、AI(人工知能)で即時に判断するソフトウエアの開発競争が激化している。とりわけ話題に上るのが、ビズ・エーアイとラピッド・エーアイという2社の競争だ。
ビズ・エーアイは、2016年にサンフランシスコ市で創業し、脳卒中向けソフトウエアを開発。初めて米食品医薬品局(FDA)の認可を得るなど、本分野をリードするベンチャー企業である。21年11月には、肺塞栓(そくせん)症(肺以外の場所で形成された血栓による肺動脈の閉塞)向けでも認可を得ている。
残り256文字(全文558文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める