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「トリアージ」ソフトのFDA認可で切磋琢磨=二村晶子

カリフォルニア 優先治療のAI開発が激化=二村晶子

 複数の患者が発生する大事故などの際、優先治療する患者を選別し、結果として生存者を増やす「トリアージ」という行為を、AI(人工知能)で即時に判断するソフトウエアの開発競争が激化している。とりわけ話題に上るのが、ビズ・エーアイとラピッド・エーアイという2社の競争だ。

 ビズ・エーアイは、2016年にサンフランシスコ市で創業し、脳卒中向けソフトウエアを開発。初めて米食品医薬品局(FDA)の認可を得るなど、本分野をリードするベンチャー企業である。21年11月には、肺塞栓(そくせん)症(肺以外の場所で形成された血栓による肺動脈の閉塞)向けでも認可を得ている。

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