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液晶の次は半導体?バッテリー? 韓国が中国に負ける日=嚴在漢

韓国 サムスンが31年目の液晶事業に幕=嚴在漢

 韓国サムスンディスプレーは液晶パネル市場から撤退する。ビジネス開始から31年目にして幕を閉じる。

 サムスン電子は1991年に液晶事業部を立ち上げ、2000年代に入ってからは、壁掛けテレビ向け液晶パネルを実用化したことを皮切りに、平面化や軽薄化で日本勢を圧倒した。05年にはシャープを追い越し、08年にはテレビ向けの世界液晶パネル市場でトップに浮上した。

 だが、10年代からは中国勢による低価格攻勢が始まり、価格競争に耐えることができなかった。その結果、18年に国別液晶パネルのシェアは、中国が30.6%を記録し、韓国の29.2%を抜いた。特に、21年は中国が50.7%、韓国は14.6%と両国の差はさらに広がった。

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