ドイツ人が食肉消費を1割も減らした切実な理由=柿添紘光
有料記事
ドイツ 値上げが食肉大国に落とす影=柿添紘光
ドイツ人はよく肉を食べるといえるだろう。年間で1人当たり55キログラムの食肉を消費している。日本人の平均消費量の1.5倍に当たるが、最近、ドイツの食肉需要に変化の兆しが見られる。価格高騰で消費が平時と比べて10%近く鈍っているのだ。
象徴的なのはステーキ用の牛肉だ。平均して2021年比59%の値上がりが進んでいる。国内で最も多く消費されている豚肉も20~30%増しの値段設定となり…
残り322文字(全文536文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める