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シリコンバレーの製薬ベンチャーが食物アレルギー薬開発で大型資金調達=二村晶子

 食物アレルギーの医薬品を開発するシリコンバレーのバイオ製薬ベンチャー「オールアダプト・イミュノセラピューティクス」が今年6月、1億1900万ドル(約163億7200万円)の資金調達に成功したことが話題になっている。

 同社は、元ベンチャーキャピタリストのアシュリー・ダムカウスキー女史と、スタンフォード大学教授でアレルギー専門の医師であるカリ・ネドー女史が共同で設立した。

 アレルゲンと呼ばれるたんぱく質を少しずつ増やして摂取することで、体を慣らしてアレルギーを克服する仕組みの薬「ADP101」を開発している。アレルギー原因になるたんぱく質の9割をカバーできるとしており、実用化がかなえば、ほぼすべての食物アレルギーに対して効果を発揮するという。

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