中国軍の大規模演習に“無反応”な台湾市民の本音とは=井上雄介
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ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾訪問を終えた翌日の8月4日、中国軍は台湾本島周辺で大規模な軍事演習を繰り広げるなど、中台の軍事的緊張は1996年の台湾海峡危機以来の高まりをみせている。しかし、当の台湾市民は、意外にも“無反応”な様子だ。
96年と異なり、8月4日以降、台湾証券取引所の株価は上昇。不動産の投げ売りも外貨流出も起きていない。蔡英文総統も9日の演説で、台湾人の成熟ぶりと冷静さに感謝を伝え…
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