ブラジル スーパーは閑古鳥が鳴くのに外飲みは繁盛=美代賢志
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ブラジル地理統計院(IBGE)によると、2022年第2四半期の雇用状況は非公式を含めて前期比で300万人の増加を記録、失業率は前期の11.1%から9.3%へ大きく低下した。
ただし、この1年間で労働者の平均収入は5.1%も減少。アナリストらはポストパンデミックで弾みが付いた景気も高金利やインフレで減速し、22年下半期に労働市場は息切れすると懸念している。
IBGEの小売り調査では、22年5月の小売り販売指標が数量ベースでプラス0.1%、金額ベースではプラス0.4%にとどまる。IBGEによると、広範囲な業種で悪化傾向が見て取れるという。実際のところ、スーパーマーケットに足を運んでも、週末ですら広い売り場が閑散としている。少なくとも現状では消費行動に変化は見て取れない。
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週刊エコノミスト
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