香港入境者の検疫緩和で航空運賃が高騰 江藤和輝
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香港政府は9月26日から入境検疫を緩和し、新型コロナウイルス対策が大きく転換された。海外または台湾から空港経由の入境者の検疫措置を、香港在住者・非在住者とも「ホテル隔離3日+在宅医学観察4日」から「ホテル隔離ゼロ+在宅医学観察3日」に変更したほか、ワクチン接種を完了していない香港住民がフライトに搭乗できない制限が撤廃された。
緩和を受け、9月の空港経由の旅客数は前年同月比132.7%増。市民の旅行意欲も刺激され、キャセイパシフィック航空の10月半ばの香港─東京間往復のエコノミークラスの運賃は以前より8000~1万2000香港ドル(約15万2000~22万8000円)も上昇、11~12月はさらに50~100%値上がりするとみられている。
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週刊エコノミスト
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