「強権」中国で半値になった香港株 市岡繁男
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香港株と日経平均は2001年から06年半ばまでほぼ同じ株価だった。だが、香港株はその後、03年4月からの4年半で3.6倍になるなど、日本株とは勢いが違った(図1)。
18年2月、香港に逃亡した台湾の犯罪者引き渡し問題から凋落(ちょうらく)が始まった。事件を奇貨とした香港政府は逃亡犯条例の改正案を提出する。この改正案が成立すると香港と中国本土の犯罪人引き渡しが可能となり、香港市民が中国当局の取り締まり対象となってしまう。これでは香港の自治が揺らぐというので、19年3月から反対運動が始まり、…
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週刊エコノミスト
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