日印国交樹立70周年記念で大学生アイデアソン 尾久孝一
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2022年は日印国交樹立70周年にあたる。記念すべき年を盛り上げるべく、各地でイベントが開催されている。
9月には、日本とインドから計40人の大学生らがデリーからヒンズー教の聖地バラナシまでを横断。旅を通じてインドの多様な社会や価値観に触れ、両国の関係強化に向けたアイデアを創出する「900キロメートル横断課題体感型アイデアソン」をインド日本商工会が実施した。
イベントには、日本から675人、インドから4660人の応募があり、インド大学生の日本への関心の高さがうかがえた。インド側の最終選抜者20人に残ったのは、高度IT人材を輩出するインド工科大学から5人など、理工系の大学出身者が半数以上を占めた。学生らは両国の歴史を振り返り、近代における日本とインドの協力の歩みを学んだ。例えば、1893年に、渋沢栄一氏とインドの実業家JNタタ氏が日本郵船とタタ商会によ…
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