TSMCが従業員に休暇を勧めただけでザワつく半導体業界 井上雄介
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ファウンドリー(半導体の受託製造企業)の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家総裁が10月24日、従業員に休暇取得を勧奨する異例の通知を出した。台湾ではおりしも、世界で半導体の「脱台湾化」が進むとの懸念が高まっており、休暇との関連が注目を集めている。
業界関係者によると勧奨の理由は、半導体市況(シリコンサイクル)が予想以上に悪化し、受注減少で多くの人手が余り始めたため。スマートフォンやパソコンの需要減少などの影響を受け、7ナノメ…
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週刊エコノミスト
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